2016年の1月に仙台フィルと上演した武満徹さんの「系図ー若い人たちのための音楽詩」を再び尾高忠明さんの指揮で札幌交響楽団と上演しました。
2月の札響定期演奏会 キタラホールでの1演目です。
この作品には谷川俊太郎さんの「はだか」という詩集から武満さんが自ら選んだ六編の詩が入っていて音楽とともにこの詩を聞いて頂くものです。
「詩」の朗読は本当に難しい・・・。私にとってはいつも難題です。
短い言葉の中にたくさんの思いがつまっていて、そしてそれを音楽と一つにしながら伝えていく・・・。いつも音楽とは一緒に朗読をしていますが、オケと一緒だとたくさんの楽器の音とうまく混じり合いながら言葉を伝える作業になります。
オーケストラの皆さんとは何度かご一緒させて頂いていますが、いつもとても緊張!
でも今回はコンサートミストレスの大平まゆみさんとは以前に一度ご一緒させていただいており、また同じくバイオリンの岡部亜希子さんは初めてお目にかかりましたが、お父様の岡部徹さんを存じ上げている関係で以前からはお話は良く聞いておりなんだかとても嬉しい共演となりました。
尾高さんとは仙台フィルに続いて二回目となり、こんな風に同じ作品を二回も上演できることをとても光栄に思っています。
やはり回を重ねると作品もどんどん変化し・・・。これがライブの楽しいところです。
7年間住んでいた町でもあり、二人の娘たちの出生地でもあります。今回は演奏会を聞きに来てくれた幼稚園時代のママたちとも再会し久しぶりに近況報告会もできました。
あっという間の20数年。幼稚園児だったこどもたちはみんな適齢期の男女に成長。
あのときは果てしなく長く続くと思っていた子育てもそろそろ終わりにさしかかり、そんな時にまたみんなに会えて本当に嬉しい札幌でした。
やっぱり、好きです さっぽろ!