熊本駅前フェスタ


大人と子供のための読みきかせの会の熊本公演が無事終わりました。お天気にも恵まれたくさんの皆さんにきていただきました。


熊本のみなさん、たのしんでいただけましたでしょうか。


益城町の復興支援に続き、日頃の公演でいただいた募金の中から一部を、熊本城復元支援金として熊本市熊本城総合事務所に寄付しました。


熊本のシンボル熊本城は完全なる復興にこれからまだ20年の月日を要するとのこと。でも、今の子供たちが大人になる頃にはもとの姿に戻れるように、そのお手伝いの一端を担えるなら嬉しいことです。


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◾️さて、3月も半ば過ぎとなりました。


2018年度(2018年4月〜2019年3月)の公演のご依頼は3月いっぱいで締め切りとなります。


ホームページから「公演依頼書」を請求していただき、項目に書き込んでからfaxにて送信してください。


ご依頼を頂いた皆さんには、4月半ばにお返事を差し上げます。


もうしばらくお待ちください。


# by nakai_otf | 2018-03-21 17:40

武満徹 「系図」 ふたたび

2月23日24日と,
2016年の1月に仙台フィルと上演した武満徹さんの「系図ー若い人たちのための音楽詩」を再び尾高忠明さんの指揮で札幌交響楽団と上演しました。
2月の札響定期演奏会 キタラホールでの1演目です。
この作品には谷川俊太郎さんの「はだか」という詩集から武満さんが自ら選んだ六編の詩が入っていて音楽とともにこの詩を聞いて頂くものです。
「詩」の朗読は本当に難しい・・・。私にとってはいつも難題です。
短い言葉の中にたくさんの思いがつまっていて、そしてそれを音楽と一つにしながら伝えていく・・・。いつも音楽とは一緒に朗読をしていますが、オケと一緒だとたくさんの楽器の音とうまく混じり合いながら言葉を伝える作業になります。
オーケストラの皆さんとは何度かご一緒させて頂いていますが、いつもとても緊張!
でも今回はコンサートミストレスの大平まゆみさんとは以前に一度ご一緒させていただいており、また同じくバイオリンの岡部亜希子さんは初めてお目にかかりましたが、お父様の岡部徹さんを存じ上げている関係で以前からはお話は良く聞いておりなんだかとても嬉しい共演となりました。
尾高さんとは仙台フィルに続いて二回目となり、こんな風に同じ作品を二回も上演できることをとても光栄に思っています。
やはり回を重ねると作品もどんどん変化し・・・。これがライブの楽しいところです。
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そしてなんといっても札幌は私の第二のふるさと。
7年間住んでいた町でもあり、二人の娘たちの出生地でもあります。今回は演奏会を聞きに来てくれた幼稚園時代のママたちとも再会し久しぶりに近況報告会もできました。
あっという間の20数年。幼稚園児だったこどもたちはみんな適齢期の男女に成長。
あのときは果てしなく長く続くと思っていた子育てもそろそろ終わりにさしかかり、そんな時にまたみんなに会えて本当に嬉しい札幌でした。
やっぱり、好きです さっぽろ!

# by nakai_otf | 2018-02-28 19:27

あんとあん

28日大隈講堂でも「あんとあん」無事終わりました。
3年間、同じこの世界ハンセン病デーに母校である早稲田大学大隈講堂の舞台に立てたことをとても嬉しく思っています。
3回目にしてラストとなるこの大隈講堂での公演ですが、今年は表題の通り「あんとあん」。映画の「あん」と朗読劇の「あん」を同日に上演するという企画でした。
不思議ですよね。一冊の本が「活字」という枠から飛び出して「映画」になり、そして「朗読劇」になり、それぞれ違った表現で同じメッセージを伝えていく。
私は自分たちの朗読劇が終わってすぐに会場で映画を見ましたが、何度見ても同じメッセージなのに全く違う表現方法で伝える映像にいつも涙してしまいます。この作品はドリアンさんが長い構想期間を経て書き上げたものでしたが、出版社がどこも取り上げてくれなくてポプラ社の野村さんという編集者の方が本にすることを決定するまでは世に出るかどうかもわからない作品でした。
それが「本」という形にとどまることなく、いろいろな物に姿を変えて人々に伝わっていく・・・そのいったんを担えたことを誇りに思いそしてとても感謝しています。

朗読劇「あん」はまだまだ沢山の方に届けなければいけない作品だと思っています。そしてまだまだ進化していく作品とも思っています。これからも大切に読み継いで行きます。
今年も大隈講堂に、最高のお月さまが光りました。

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終演後、外にでると大学の正門も閉まり人の姿も少なくあたりは静まりかえっていました。
ふと空を見上げるときれいな本物のお月さま・・・・。
「おまえに見て欲しかったんだよ・・・だから光っていたんだよ」
さっき声にだして皆さんに伝えた一文が心をよぎりました。

ご来場くださった皆様 ありがとうございました。

# by nakai_otf | 2018-01-30 09:58

森山京さんのこと

新年、10日から活動を開始した私たちですが、この会を結成するきっかけを作ってくださった児童文学家の森山京さんが7日に亡くなられました。11月末にご主人を送られて、つい先日「暖かくなったら大好きな鰻を食べに行こう」とお約束したばかり。まさに突然

のことでした。


私たちのこの「大人と子供のための読みきかせの会」は森山さんのきつねのこシリーズの一冊「つりばしゆらゆら」(あかね書房)に中井が出会ったことから結成されました。

自身の子育ての中で「絵本は子供を寝かしつけるための道具」としか思っていなかった中井にとってまさに目から鱗の思いをもたらしたのが森山さんのこの一冊でした。


つりばしの向こうにまだ見ぬきつねの女の子がいると知った主人公のこんすけは、ゆらゆら揺れる長くて細いつりばしを友達の反対を押し切って一人で渡っていくことを決心します。でもそれは想像以上に怖くて勇気のいることでした。毎日少しずつ歩みを進め、ようやくある日はしの真ん中までたどりついたこんすけ。あと少し頑張れば女の子に会える。いつのまにか読者はこんすけを後押しし、つりばしを一緒に渡っていきます。ところが物語には意外な結末が用意されていました。

半分まで渡ったところで、こんすけは友達に見つかり「あぶないからやめて」と声をかけられます。友達に心配をかけてすまないと思ったこんすけは、「またいつか遊ぼう」という言葉をつりばしの向こうのまだ見ぬ女の子に残し、橋を渡ることをふっつりとやめてしまうのです。

たいていの絵本に用意されているハッピーエンドとは程遠いこの結末に中井は胸を締め付けられました。「頑張ってやってもできないことはたくさんあった。途中で諦めなくてもいけないこともたくさんあった。そんなことを経験し自分は大人になった。おそらくいまこの物語を隣で聞いている自分の幼い子供たちもこんな思いを繰り返し大人になっていくのどろう」と。


不思議な思いがこみ上げ止まらなくなった涙......。

こんな素晴らしい童話がこの世にあるなら是非自分の声でみなさんにそれを伝えたい。子供だけでなく大人の皆さんにも。

こんな思いが「大人と子供のための読みきかせの会」へとつながっていったのです。


我々にご自身の作品の上演を快諾してくださった森山さんはまるで私設応援団のごとく、いつも私たちの活動を支えてくださいました。

公演にかけつけ子供たちの質問に丁寧に答えてくださったり、快くサイン会をひらいてくださったり。そして「今までたくさんのこんすけがいたけど中井さんのこんすけ、私好きですよ」と言ってくださいました。


会が結成されて今年で20年。


まだまだたくさんの時間を共有できると思っていたのに本当に残念でなりません。

森山さんの作品はまさに私たちにいただいた宝物。これからもたくさんの人たちに伝えていきます。

森山さんどうぞ安らかに。そしていつまでも私たちのそばにいて見守ってください。


写真は会を結成してまもなくの頃、雑誌のインタビューで対談をした森山さんと中井。

「恥ずかしいから中井さんのうしろに隠して。」とおっしゃって写した一枚。

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# by nakai_otf | 2018-01-13 08:51
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