素晴らしい93歳

先週の日曜に山内静夫さんの93歳のお祝いの会がありました。
鎌倉のイタリアンで、この時は松竹映画の関係の方のお集まりでした。
山内さん、85歳からわたしと一緒に「小津安二郎監督の映画を聞く」と題したシリーズ6作品の朗読脚本を手掛けていただいた、元小津組のプロジューサー。
「この仕事があったから長生きできたよ」とおっしゃってくださいましたが、一本きりで終わる予定で始めたものが、6作品になり来年は10周年です。

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この日は二次会で山内家で日本酒一升瓶を開け乾杯。
93歳になった今もこんなことができるなんて、まさに夢のよう。
ちなみに奥様の愛子さんも同じ年。
会の終わり頃に「まだ、なんか死ぬ気がしないよ」と!
そうです。いつまでもいつまでもお元気でいらしてくださいね。

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# by nakai_otf | 2018-06-20 17:06

ハマりました。

大人と子供のための読みきかせの会では、面白かった本をよくメンバー間で回し読みしています。


多少なりとも本を出版している私にとっては「回し読み厳禁」と言いたいところところですが、背に腹はかえられぬ。はい、私もすすんで回し読みに参加しています。


最近とっても読みたい!と言った本をさっそく平野が買ってきてくれて回し読みが始まりました。


矢部太郎さんの「大家さんと僕」です。これは漫画ですが、手塚治虫文化賞をプロの漫画家以外で初めて受賞した作品。


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いやーはまりました。


あまりの素晴らしい作品作りに日頃漫画はほとんど読まない私がすっかりはまりました。


ひょんなことから二世帯住宅の一階と二階に80過ぎの高齢の大家さん(おばあさん)と住むことになった矢部さん。


この大家さん、たいへんお育ちがよくご挨拶は「ごきげんよう」。そしてNHKと伊勢丹と羽生結弦をこの上なく愛するとてもステキなおばあさんなのです。

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矢部さんが留守の間に雨が降ると洗濯物がちゃんととりこまれていたり、最初は驚くことの連続なのですが、次第に二人の間に不思議な信頼関係が築かれていきます。


ひとつのおうちで大家と店子という関係を超えた心温まるふれあいが次々と生まれて行くのです。


何しろ大家さんの絵が最高。ほんとにかわいらしく、誰しも一度会ってみたいと思うようなおばあさんに描かれています。

矢部さんのお父様は絵本作家さんなんですね。さもありなん。絵のセンスの良さなかなかです。


優しさとあったかさと笑いに満ちた一冊。是非みなさん、ご一読を。


あ、この本、どうしても蔵書にしたく新たに一冊購入しました。ほんとに良い作品は「回し読み」にも決して負けないということですね。


矢部さーん。続編期待しています。だから大家さん、長生きなさってくださいね。そして、「大家さんと僕」のLINEのスタンプも是非作ってください!きっと人気でるはず。


# by nakai_otf | 2018-06-03 13:22

これが本物

石塚まみさんと、昨年から上演している「ピアノ調律師」。今年も今月26日に再上演いたします。
ピアノ調律師と孫の女の子デビーの物語。ゴフスタインのこの作品は、昨年上演するととても大きな反響で、たくさんの大人の方たちが絵本を手に取り楽しそうにページを開いてくださいました。

ちょうどタイミング良く我が家のピアノに調律の時期がやってきて、毎年お願いしているサクライ楽器の水落さんが来てくださいました。
この物語に登場する数々の調律工具。キープライヤー、キャプスタンドライバー、スプリングアジャスターなどなど。

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きいたことのない名前の工具ばかりだったので、この時とばかりに見せていただきました。
この絵本、カバーをとるとほらこんな風に工具がリアルに表紙に描かれているんですよ。
本物の工具をこの通りに並べてみました。
あら、可愛い!

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実際の工具を見るとなんとなく実感も湧いてきました。
スポットライトを浴びるピアニストを陰で支えるピアノ調律師の物語「ピアノ調律師 Two Piano Tuners 」。
さて、音の整ったピアノでリハに励みますか。
それでは皆様、会場でお待ちしています!

# by nakai_otf | 2018-06-02 07:14

益城町再び そして頼れるパートナー

益城町にて音語り「あらしのよるに」の公演です。
大人と子供のための読みきかせの会で昨年夏に公演して以来の訪問です。
公演前に熊本城に立ち寄りました。
数週間前にしゃちほこが設置されたそうですが、まだまだこんな状態です。
完全復興に20年の時間を要するとのこと、この土台部分を見る限りそれもうなずけます。

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さて「あらしのよるに」(講談社)ももう12年の歳月にわたりジャズピアニストの松本峰明さんとあちこちで公演してきました。
峰明さんも私にとって頼れるミュージシャンのお一人です。どんな作品も実に私に気持ちよく朗読をさせてくださる魔法のような音を奏でてくれるパートナー。益城町のこのホールのピアノ、スタインウェイ、かなりの音色で最高だそうです。

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天敵のヤギ、メイととオオカミのガブの間に不思議な友情が生まれる、きむらゆういちさんのベストセラー「あらしのよるに」。
映画になり、歌舞伎になり、朗読劇になりさまざまな形で読み続けられています。

益城町のみなさん、今日はジャズと一緒にどうぞお楽しみ下さいね。

# by nakai_otf | 2018-05-27 11:07
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