2015年 10月 28日 ( 1 )

すばらしき弦楽四重奏

10月25日、小津安二郎監督の映画音楽を弦楽四重奏で聴く機会を得ました。
これは小津監督の映画音楽を担当していた斉藤高順さんの
息子さんである民夫さんからお誘いいただいたコンサートでした。

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なんとこのうら若き女性4人が、小津監督の映画音楽をおよそ20曲ほど弦楽四重奏にアレンジして演奏するというコンサート。
いやーーーあまりに映画音楽に忠実に再現されていことにびっくりしました。
彼女たちMomet String Quartet というグループでみなさん国立音大の出身。
お話によると小津映画「一人息子」から年代を追って遺作の「秋刀魚の味」までを4人で割り振ってアレンジを担当。
ハープの音やマリンバの音まで弦楽四重奏でどうやってこの雰囲気をだしているの?と思うような演奏。まさに目から鱗でした。
コンサート会場には斉藤高順さんの直筆の楽譜も展示されていました。

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小津映画の音楽の特徴は「特徴がないこと」。先生は「悲しい場面に悲しい曲、うれしい場面にうれしい曲ではなく、
いつも<お天気のよい音楽>を作ってほしい」と斉藤さんにおっしゃったとか。
確かにそう思ってきくと映画にはそのような音楽が流れています。
私の「音語り」はジャズピアニストの松本峰明さんが音楽をアレンジしていますが、実に独特の特徴のない音楽が小津映画
を彩っているのです。
最後はみなさんと記念撮影。
本当にこんなすてきな若い方々が小津映画音楽を掘り下げて、そしてすてきに演奏されていることに大感激の一日でした。
いつかどこかで語りとご一緒に・・・!なんてそんなことを考えました。

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by nakai_otf | 2015-10-28 22:19
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